70年続く手帳の祖「能率手帳1小型版」
来年の手帳は決まりましたか?
もう今年もそろそろ9月が終わり年の瀬が近づいています。
9月といえば文具好きにはお馴染みですが”手帳発売”のシーズン
いろんな書店やバラエティショップ、ロフトやハンズといったお店に
各社が沢山の手帳をラインアップしています。
文具好きの中学時代から使い続けた「ほぼ日手帳」
中学3年生の頃に偶然、図書館で見つけたほぼ日手帳の公式ガイドブックを見て
1日1ページの特殊な構成に、豊富なカバー、ロフトでしか販売されていない特別感
これらの要素はとても惹かれるものがありお小遣いを貯めて中学生には少しお高めな
ほぼ日手帳を購入したのが手帳を使い始めたきっかけでした。
それから高校生、専門学生、社会人とずっと毎年買い続けてきたのですが
1日1ページという構成上やはり空白ページが目立ってくることや
社会人になると仕事とプライベートを同じページに書くことに抵抗が出てきて
ついに今年は別の手帳を探すことにしました。
定番の形、だけれど地味で避けていた
実はこの手帳すごく歴史が長く、日本で初めて時間目盛りを入れた手帳だそうです。
今回発売されたものが2020 - 21年のモデルが70周年記念のもので
今年の10月には70周年を記念した限定商品もいくつか発売されるそうです
もちろんほぼ日手帳を使っている時でも他の手帳はチェックしてはいました
ですが、この手帳はどうしても社会人でそれもそこそこの役職のあるような方が使われる
今見れば高級感があり安定したデザインなのですが、当時の自分には古臭く思えました。
それでもこの手帳が70周年を迎えるほど愛用されている方が多いということは
練りに練られた良い構成と良い紙質が能率手帳のファンを産んでいるということ。
そうして来年の手帳のひとつにこの手帳を選びました。
紙質が良い
そうです。何よりも大事なポイントです。
文具好きな方はよく万年筆を使われていますよね(左利きの方は苦手だと最近知りました)
私も万年筆とインクの組み合わせが好きで普段から使っています。
この手帳の用紙は万年筆で書いても抜けず、滲まず、また薄いと素晴らしい紙質です。
能率手帳は今年初めて使うので数年後の保存性はまだわかりませんが
もう一つランクが高級な能率手帳GOLDには保存用の桐箱があるそうなので安心できそうです。
ページの構成が良い
これも手帳選びには大事なポイントです。
使う人の書き方や癖によって各社様々なフォーマットを用意されています。
友人に相談されて手帳選びを手伝うときもまず用途からフォーマットを選びから始めます。
この能率手帳1は月間ガントチャート構成・週間レフト構成になっています。
まず月間ガントチャート構成というのはこちら
日付が横一列に並んでいて各ページの左端の数行に進めているプロジェクト名などを記入し
その日付に応じた進行状況やさまざまな日程を書きつけることができるフォーマットです。
つぎに週間レフト構成というのはこちら
左側に1週間の日付と横軸で時間軸が入っており、
その日の出来事やスケジュールを月間より細かく記入することができます。
右側は全体無地のページでその週に起こったちょっと長くメモしたいことや
図表を書き込むことで、さらにしっかりとした記録を取ることができます。
ただこの右側のページだけではその週に関わることしか書きづらく
(後で見返す時にこの週にやっていないことまで書かれているとわかりにくいですよね。)
メモのページが足りないんじゃないかと思いませんか?
さらに末尾にメモページが3種類
そんな行き場の無いメモもちゃんと書けるように手帳の末尾に
3種類のメモページが用意されています
それぞれ
- 空白ページ - 2P
- 横罫ページ - 16P
- 方眼ページ - 5+5P
と合計28ページが用意されています。
この最期の方眼ページだけ5+5という書き方をしているのですが
これはこのメモページの配置が特殊で前から
空白(2)→方眼(5)→横罫(16)→方眼(5)
という並びになっているためです。
まだある追加されたアドレス&メモページ
この手帳にはまだ追加でページがあります。
それは薄い冊子をバンドで挟む形で追加されたアドレス&メモ
頻繁に連絡する番号を書き留められる”名前+電話番号”の6ページ
ふとした時に必要になる住所も加えた”名前+電話番号+住所など”の10ページ
そして横罫ページが14ページあります。
これだけあれば少々のメモを書くのには十分ですよね。
長く使われるにはよく練られた構成があった
すこし長くなりましたが、能率手帳の良いと思ったポイントをお伝えできたでしょうか?
この能率手帳は様々なサイズ展開もあり、歴史が長いだけあって取扱店も沢山あります。
また10月から発売される70周年記念の商品も見逃せませんね!
いろいろな手帳がありますがこの手帳の祖と言える伝統の能率手帳
胸元やカバンに一冊いかがでしょうか?